教習所の思い出第6弾は卒検です。40代半ばにして免許を取ろうと決断し、教習が始まってここまで約3週間頑張った!頑張ったよオレ!という思いです。
これから卒検という人には、迷いが消えると思いますので最後までご覧ください。
卒検前のお話
卒検について聞き込み
卒検2日前学科教習でビデオを見る。
まあ二人乗りは一人と違ってこんな違いがありますよ・・・的な。しかし内容よりもビデオに出てきた後ろに乗ってるオバサンがふくよかな方で(笑)そちらが気になって気になって。よりによって何故その人チョイスしたのか・・・

そんなことはどうでもよくて。そのとき他の生徒とディスカッションすると聞いていたのだが、自分以外にその教習を予約した人がいなくて、自分一人だけ。
指導員のOさんが、せっかくなのでと卒検についてレクチャーしてくれました。Oさんはバイクの実車教習をしておらず、いつもスーツを着ています。少しだけ偉い人なんだろうか?

ここはこうしてください。こういうところを見てますよ。とかコース間違えても指示を出すので落ち着いて指示に従ってくださいなど、教えてくれました。
こちらからの質問もいろいろ答えてくれて、卒検に向けて少しだけ緊張がほぐれたのでした。
すでに体はボロボロ
卒検についていろいろ教えてもらって準備万端と言いたいところだが、相変わらず一本橋とスラロームに目途はついていません。
しかもクランクで転んで足を挟んだところは痛いままだし、左手首は力が入っているせいか転んだ時に痛めたのか分からないが痛みがある。
足は骨に異常があるんじゃないかと思ったほどだし、手首も徐々に痛くなっている。

前日の決断
そんな状態で卒検前日のラストスパート。2時間教習で一本橋とスラロームをどこまで持っていけるか?
よりによって指導員は一番厳しいIさん( ノД`)シクシク…
弱点を重点的に練習させてあげると言われるも、当然スラロームと一本橋のコンボを他の卒検前の生徒もチョイスするわけで、必然的に込み合います。
スラロームでこんなやり方もあるよ、と教えてもらったのはバイクは倒さず、速度控えめでハンドルを切って最短距離で通過する方法。しかしそのやり方もうまくいかず、一本橋、スラロームともに「うーん」な状態で規定の教習時間終了です。
教習が終わった後、Iさんがこう言うのです。
「明日卒検あるけど、どうする?受けてもいいし、自信がなければ1時間でも2時間でも延長して教習を受けてもいい。ただし卒検落ちたら2時間の教習は受けてもらう。」と。
正直1時間や2時間追加したところで、スラロームが納得いく状態になると思えなかったし、体もボロボロ、精神的にもボロボロ。
スラロームも一本橋も失格にならなければいい!なんとか終わらせよう!と覚悟を決めて
「卒検受けます!」
と回答したのでした。
卒検当日
朝起きてもドキドキ。でもやるしかありません。会社での昇格試験以来のドキドキです。いや、すぐにやり直しが利くだけまだマシか。

で当日は四輪の教習は普通にあり、場合によっては障害になるかも。
卒検の作戦
もうさんざん書いているように、スラローム・一本橋は時間無視。安全確認等はオーバーに。あとはとにかく集中して減点をなくしていく作戦。思えば常に100点を目指し教習を受けてきましたが、どうやら自分にそのセンスは無いらしい。100点を目指し結果30点程度の内容も多々あり完璧を目指すのはやめようと思えるようになりました。ミスも許容しようじゃないか。これは予想だが検定中止にならなければ合格になるのではないか?そんな気がする。
大型・AT限定など含めて50人オーバー
教習所で卒検の人は会議室に集まると、その数、普通・大型・小型・ATすべて含めて50人オーバー!
普通二輪は2台で並行して実施。自分は1号車、11人中7番目。ああ、さっさと終わらせて解放されたいのに微妙な順番・・・
しかし嬉しいことが!検定員は卒検についてレクチャーしてくれたOさんではないか!!!
先頭バッター・スラロームで散る
早速検定が始まります。
自分はドキドキで落ち着きませんが、それは他の人も同様です。例え自分より遥かに上手で問題なさそうな人でも・・・です。
そんな中「ガシャン!」と音がしました。

先頭バッターの人がスラロームでコースアウトしてコケたのです。待機していた人は固まります。「マジか・・・」
その後の人は失敗しないよう「そろりそろり」とスラロームを通過していくのでした。

名前間違えてます
そして6番目。もうすぐ自分の番だ・・と思っていたところOさんが「6番つあらーさん、試験を開始します」と言った気がしました。「ん?」と思いましたが聞き間違えかも。試験は続きます。6番の人が終わると「つあらーさんお疲れさまでした」と。やっぱり間違えてる!「名前間違えてます~!」とアピールすると確認作業のため5分ほど中断。何とも言えない気分で試験再開を待つのでした。
いざ卒検!
2コースで試験!
1・2コースあるうちの2コースで試験です。
内容は踏切→スラローム→急制動→一本橋→坂道発進→S字→クランクという順番。
1コースはS字の代わりに8の字が入り順番も違います。
コースは暗記してきましたが・・・果たして・・・?
最初の難関の前に道を間違える
安全確認のあとバイクにまたがり、ミラーを合わせ(るフリ)、出発。まずは40km/hまでしっかり加速しなければいけませんが四輪教習車が障害になって30km/hも出ません。でもこれは事前にOKと聞いていたので一安心。
外周を走ったあと、交差点を曲がり踏切の安全確認をオーバーアクションでやって通過。
そしてスラロームのある方へ走っていくわけですが、ここでうっかり。
スラロームコースに入らず、通過して呑気に信号待ちしたところで検定員のOさんより「コース間違えてます、あー行って、こー行ってスラロームに入ってください」と指示が。いったい自分はどこへ行こうとしていたのか・・・?それは自分にも謎です。
最初の難関 スラローム
気を取り直してスラローム。もう本当に時間無視です。自分でも潔くて惚れ惚れします。
とにかく転ばないように、コースアウトもパイロンへの接触も無いように慎重に進みます。流石に時間以外は無事通過しました。

時間は間違いなくアウトです。
第2の難関 急制動
ここも隠れ難所です。止まれるかより速度が出るか?です。
しかし検定用バイクは2段階で使用しているバイクの中でも調子が良いバイクがチョイスされていると思う。加速がいつもより良い気がする!!自分の中では物凄い加速をしているのだが傍から見れば「遅っ!!!」っていうレベルだと思う。
相変わらずメーター見てしっかり確認は出来ていないものの大丈夫だったかなあ。
第3の難関 一本橋
そして最大の山場、一本橋。いくら時間は無視とはいえ渡り切らなければいけません。
スタートラインで停止して、まっすぐ前を見て深呼吸。覚悟を決めていざスタート。勢いよく一本橋に乗り、乗り切ったところで軽くリアブレーキをかける。真っすぐ遠くを見て集中。とにかく集中。

よし!何とか渡り切った。時間は知らん!
最後の難関 クランク
坂道発進、S字をクリアし最後の難関 クランク。ここで足を着いてしまったら全てが水の泡だ。最初に曲がる角に対してアウトから侵入し、角を出来るだけ緩く曲がっていく。曲がり始めるタイミングも重要だ!遅くなるとハンドルを切る角度が大きくなってしまう。曲がる先を見ながら、とにかく集中だ!
集中の甲斐あって無事通過!
終わった時の感触
最後まで油断をしてはいけない。
左に寄せ、停止線で止まり、エンジンを切り、安全確認をして降りる。
最後の最後でコケる人もいると聞く。
自分としてはまずまずだったのではないかと思った。
スラローム・一本橋の時間は分からないのと急制動の速度不足が懸念点だが、やれることはやった。俺は頑張った。まさに人事を尽くして天命を待つの気分。
やったー!!!卒業だぁ!!!
合格発表
全員の試験が終わり発表までのしばしの時間、緊張が続きます。
「普通二輪のかた集まってください」と検定員がやってきた。
ここでは口頭で合格者の受験番号を読み上げていくスタイルだ。
「・・・6番・・・7番・・・・」
よっしゃ~~~!!!!合格だぁ!!!
苦しかった日々がやっと報われた!気分晴れ晴れ!最高の気分だ!

予想通り検定中止になった人以外は合格した。親子ほど年の離れた子たちと喜び合った。
たまたま検定員と鉢合わせ
検定が終わり帰宅しようとしたのは昼12時、指導員も昼休みだ。
駐車場に向かうとき検定員のOさんと鉢合わせた。
「おかげで合格できました、ありがとうございました」とお礼を言うと
「教習の時、凄く自信なさそうだったから大丈夫かな?と思ってたけど、何が不安だったのかと思うくらい問題なかったよ。スラロームの時間くらいじゃないかな?」と言ってもらえました。
たまたま調子が良かっただけ。でも意外と本番に強いのかも???
大型取りなよと言われるけど
無事、普通二輪免許を取得し続けて大型二輪を取るという選択肢もありましたが、とてもそんなメンタルではありません。
免許取得1年半経った今でもそのような気分にはなりません。
「大型取りなよ、大型じゃないと意味ないよ」とか言われることもあります。でも今は取ろうとは思いません。教習所へ行きたくないのもありますが、自分にとって免許取得理由は”バイクに乗りたい”=”CBR400Rに乗る”だったのです。まだまだCBR400Rに乗りたいし、CBRを手放してまで欲しい大型バイクも今のところないのです。いつか心の底から欲しいと思える大型バイクが現れた時、また教習所へ通うのでしょう。
最後に。
今、教習所へ通っていて上手くいかず落ち込んでいる人へ。
いつか免許は取れます。
バイクが好きなら免許取得後も上達していくでしょう。
車では味わえない、爽快感が待っています。
諦めず頑張ってください!
