このブログではポルシェ944のエアコンスイッチの修理方法が書いてあります。
944に限らず古めのポルシェ共通で参考になると思いますので「ポルシェのスイッチがバラバラになった!直せない!!」という方はぜひ最後までご覧ください。
余計なことをしてしまった
ウチの944ちゃん。
エアコンスイッチの黒い部分・・・
下の写真(正常な状態)で言うと雪マークみたいなボタン・・・これが取れてしまいました。(すみません。ブログネタになるとは思わず写真撮ってません)

下の写真で黒い部分(以下ボタン(黒))だけが取れてました。
しかし、その時は茶色の部分(以下ボタン(茶))は車側にしっかり付いておりカッコ悪いだけでスイッチの機能は失っていなかったのです。

今思えば、ボタン(黒)を瞬間接着剤でつければそれで終わりだったのですが、ボタン(茶)を外してから接着剤でくっつけようと茶色の部品を引っ張って外したところ、小さな部品が飛び散り・・・

こうなりました。

飛び散った部品たちです・・・
写真は拡大してますので大きく見えますが数mm・・・本当に数mmの小さい、小さい部品です。よくひとつ残らず回収できたと我ながら感心します。
修理手順
さてどうしよう・・・
いや、どうしようも何もない。直すしかないのだ!
しかし元々どう付いていたかは分かりません。
想像力を働かせて組んでいくしかありません。
試行錯誤と某整備屋さんのブログで正解にたどり着けましたので手順を残したいと思います。
ロック・アンロック部品を組み付ける

まず、この3mmくらいの部品はボタンを押したときに、押した状態でロック、もう一度押してアンロックさせる重要な部品です。
拡大すると・・・

このような形状です。
これを・・・

写真のようにボタン(茶)に組付けます。
ボタン(茶)に軸になる細い突起があります。これを折ってしまったら最後です。
ボタン(茶)とボタン(黒)を接着

瞬間接着剤で接着します。ゴム状の接着剤は、はみ出た接着剤がスイッチON/OFF時に抵抗になるのでお勧めしません。綺麗に除去すればいいですが。
しっかり接着出来てる感も、圧倒的に瞬間接着剤の勝利です。
バネをセットしておく

↑大きいほうのバネ2本を

↑赤丸の部分へ挿しておきます.
赤丸部分は少し窪んでいます。

↑ボタン(茶)の赤丸部分に入るので、車側に挿したときにボタン(茶)に簡単に入るよう位置を調整しておきます。調整と言っても車側にグリスがついていて、姿勢を保持してくれるので動かすだけです。
このバネはボタンを押し返す役目をしています。
小さいばねと鉄アレイ形状の部品を取り付ける

↑青丸のバネ2個と赤丸の鉄アレイ形状の部品を片側に組付けます。

↑まずバネを赤丸の両端に入れます。そして鉄アレイ形状の部品をその上に置いて抑え込みます。すると赤丸にすっぽり収まります。収まったら指で押さえておいて反対側もやります。反対側も指で押さえます。ここ結構難所です。(写真を撮る余裕はありません)
はめ込む
前の工程で押さえている部品が外れないよう、また大きいバネがボタン(茶)の突起にはまるように慎重に車側へ挿入していきます。(写真を撮る余裕はありません)
これ新品作るときどうやって組んでるんだろう???
動作確認
押したときの感触の確認やロック・アンロックの動作、ランプの点灯を確認します。

↑スイッチoff

↑スイッチon
直った~~~┐(´∀`)┌ヤレヤレ
注意点
とにかく部品が小さいです。バネを使用していることもあって組付け・分解でミスをすると全ての部品が飛んでいく可能性があります。特に横方向に飛びやすいので後席以外は綺麗にしておき、部品が飛んでも見つけやすいように何か敷いておくと良いでしょう。
特にロック・アンロック部品はじっくり見ないとゴミと間違うレベルです。
実は自分も最初は存在すら知らず、押してもボタンが戻ってくるという現象に悩みました。
おかしいと思いネット検索したところフロッシュさん(ポルシェ中心の整備屋さん)が同じような症例を紹介していて、そこでロック・アンロックが無いことに気づきました。フロッシュさんありがとうございます。ボタン(黒)だけ外れてしまったなら、そのまま瞬間接着剤でくっつけてしまうのが吉かもしれません。